ミシェル・アリニョン氏を偲んで

ミシェル・アリニョン氏のご逝去に際し、深い哀悼の意を表します。

偉大なクラリネッティストであり教育者であった氏は、1989年から2009年までパリ国立高等音楽院で教鞭を執り、数多くの優れた後進を育成されました。現代クラリネットのレパートリー拡充とその芸術的認知においても、比類なき功績を残されました。
その豊かな音楽性とたゆまぬ探究心は、演奏家、教育者、開発者としての歩みを通して、世界中のクラリネット奏者たちに今なお影響を与え続けています。

とりわけ日本との絆を大切にされ、欧日音楽講座での長年のご指導、ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクールでの審査員長のご活躍、大阪音楽大学をはじめとする教育現場での惜しみない情熱により、日本のクラリネット界の発展にも大きな力を注がれました。
また、演奏家としても深い感動とインスピレーションを与えてくださったこと、そして私たちとともにクラリネットの研究開発を支えてくださったことに、心から感謝の意を捧げます。

ミシェル・アリニョン氏の偉大な足跡と、氏が遺してくださった精神は、これからも私たち一人ひとりの中に生き続けることでしょう。
ご遺族ならびに関係者の皆様に、謹んでお悔やみ申し上げます。

ミシェル・アリニョン氏 インタビューリンク集

本ページでは、クラリネット界に多大な影響を与えたミシェル・アリニョン氏への追悼の意を表するとともに、過去にビュッフェ・クランポン・ジャパンで行ったインタビュー記事へのリンクをまとめました。
氏の言葉、音楽、教育に込められた情熱に、改めて耳を傾けていただければ幸いです。