ブログVol.17 – クラリネットのための1111の発展的メカニズム
国際的なクラリネット奏者として多彩な演奏活動を行い、パリ地方音楽院やローザンヌ高等音楽院で教鞭をとるフローラン・エオー氏。エオー氏がフランスで執筆中のブログの日本語版を、シリーズ化してお届けいたします。本稿では、演奏の安定と自由度を支える「メカニズム」に焦点を当てます。
クラリネット基礎テクニックを磨く:ゆっくり・反復・リズム変換の練習法
フランスの名ピアニスト、マルグリット・ロンはこう述べています。
「メカニズム(機械的な技術)は、音楽家の努力が最終的に到達すべき目的そのものではありません。
しかし、それはその目的に至るために欠かせない助けです。
才能はメカニズムの中にあるのではありませんが、長年にわたって磨かれ、自分の手段に確信を持つメカニックなくして、真の才能は存在しません。」
ゆっくりと練習を始めましょう。
スピードを上げること自体を目的にせず、ひと息で演奏できる長さまで、何度でも繰り返します。
全体を意識して—レガート、音色、姿勢、手や指の形まで丁寧に。
体をリラックスさせることを忘れないでください。
アーティキュレーションを変化させながら楽しみ、「メカニズムの中にもう一つのメカニズムを作る」つもりで、さまざまなリズムで練習してみましょう。
これらのメカニズムは、すでにあなたの中に備わっています。
そこから最良の成果を引き出すのは、あなた自身なのです。
※ エオー氏の「クラリネットのための1111の発展的メカニズム」は、Klarthe社のホームページ で販売されています。
※本記事は、フローラン・エオー氏のご承諾のもと、2015年7月12日に公開されたエオー氏のブログ記事を株式会社 ビュッフェ・クランポン・ジャパンが翻訳したものです。翻訳には最新の注意を払っておりますが、内容の確実性、有用性その他を保証するものではありません。コンテンツ等のご利用により万一何らかの損害が発生したとしても、当社は一切責任を負いません。